ピアスのトラブル


ピアストラブル

ピアッシングを行い、穴の内側に皮膚が覆われるようになるまで4〜6週間かかりますが、この期間にファーストピアスを外さないことが大事です。

ピアスホールが完成する前にスタッドを抜いてしまうと、細菌感染やケロイドのピアストラブルが起きやすくなります。

ファーストピアスから最初の1年間は、重量の重いものや穴に釣り針のような形をしたフックで引っかけるタイプの、アメリカンピアスも感染を招きやすくなるので控えるべきです。

この期間には軽量なタイプでファーストピアスのような、軸にキャッチと呼ばれる金具で留める、基本的なスタッドピアスが良いです。


・細菌感染

ファーストピアスを付けたときと、セカンドピアスの入れ替えにまだ慣れていない8〜12週間目ごろに起こりやすいトラブルです。

ピアスを取り付けたところの耳たぶが炎症を起こし、穴からが出てくることもあります。

膿が出たりして細菌に感染した場合は、金属製のピアスからシリコンチューブのシリコンピアスへ変更します。

抗生物質や消炎剤を使用し、穴を塞ぐことなく治療することが可能です。


・ケロイド

ケロイドとは傷の一種です。通常の傷は治る過程で皮膚が硬くなったり赤みを帯びたりしますが、ケロイドは普通の傷とは異なり硬さや赤みが治まることはありません。

ピアスを装着している部分がケロイドになった症状は、耳たぶの中に硬いしこりができ、かゆみを感じたり皮膚が赤くなったりします。

そのまま置いておくとしこりは徐々に大きく広がっていき、酷くなると耳たぶが変形してしまいます。

このような症状が見られたら、出来るだけ早く皮膚科の病院で受診してください。

ケロイド体質のある方がピアッシングを行うと、必ずと言っていいほどケロイドが発生する確率が高いです。

もし胸や肩に何年経っても治らない赤く盛り上がっている傷がある場合は、ケロイド体質の可能性が高いです。

ケロイド体質のある方には、再びピアッシングすることはできません。